旅の目的(Purpose of travel) 現在地情報&コラム(Present place & Column) 旅の日記(Diary of travel) ハ真集(Photograph collection)
Home > 旅の日記(Diary of travel)
コラムはこちら
Column Last up date:2005.10.07

| 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
←prev next→
EBCへ行こう。Part.4−これぞGOOD MORNING− 2005年7月9日
4日目の朝。



誰かの喜びの声で目が覚める。トイレついでに確認して戻ったスティーブの、「今朝は最高のサンライズが見れるぞ。」との報告を受けて外へ。まだ日の出まで少し時間はあるが、もう結構な人が寒い中出てきている。存分にその全てを見渡せるチョモランマはやはり堂々たるモノで、誰もが知る世界一であることを改めて実感。空が白み夜は終わり、朝日を受けて刻々とその色を変えながら輝き続けるチョモランマを長い時間眺めた。と、同時に皆やはり記念撮影。一枚撮っては満足し、少し違う斜面に日が射すと、これまた撮らずにはいられない。代わる代わる仲間と写真を撮ったり、撮ってあげたり。いやー、これぞいい朝。「GOOD MORNING」という皆の顔も晴れやかだ。





寒いから、いったんテントに戻っては、またチョモランマを見る為に外に出て、眺め、写真を撮り、満足してテントに戻る。そんな事を繰り返す。「大金払ってベースキャンプまで行って、もし曇ってて見えなかったらどうするんだ?」なんて尻込みしていた奴等に、これを見せてやりたい。賭けなきゃ、勝ちも負けもないんだ。俺は賭けに勝った。インド終了時点で一旦下がってしまったテンションを再び5200mの、このベースキャンプにまで持ってきたのは、自分の攻めの姿勢。いや、やはり、チベタン達の暖かい人柄のお陰だろう。チベットに感謝。





日が完全に昇り、暖かくなってからも随分と眺め、満足したところで、本当はもう一泊したかったが、昼前にベースキャンプを後にした。ラサまでは急いでも1泊2日かかる。スティーブは今日ラツェで一泊し、明日(金曜日)のうちにラサに戻ってチケットを取り、土曜日のフライトでラサを出たいからだ。俺も満足したし、それでも良いだろう。なんたって、8848mの世界最高峰をクリアに見れたんだから。





政府バスの降り場では運転手のおっさんがちゃんと待っていた。延泊ナシに戻った事で、おっさんも機嫌良くランクルをスタート。あとはひたすら走ってラツェで一泊。5日目も快調に飛ばし、6時前にはラサに戻り、スティーブもチケットオフィスで土曜日のフライトを取ることが出来た。





言うことナシに終わったツアーを祝おうと、カナディアン2人の提案で、バックパッカーの溜まり場「タシレストラン2」へ。俺は西洋人向けレストランは高いし、中華が好きなのであまり気乗りしなかったが、モノは試しにと行った。店内には外国人パッカーばかり。壁一面に各国のパッカー達が貼った様々な「タシ2最高!」「アリガトウタシレストラン2」のメッセージ。メニューは英語のみで写真付き。マッシュポテトからスパゲッティまである。しかもバター茶はなく、皆ホットレモンレモンなんて小洒落たもん飲んでるし、店員のチベタンのお母さんは英語も達者。初めてチベットのレストランで英語で注文した。チベット世界から切り離された完全な西洋レストラン。ここでチベットの旅の成功を祝って良いのか?





「BOBI(12、3元)ってチベタンディッシュが美味いンだよ。」とクリスが言うので注文してみた。薄いライスペーパーみたいなものと、炒めた野菜&肉が運ばれてくる。ペーパーの上に野菜&肉炒めを乗っけ、サワークリームを塗って食べるンだそうな。全然チベタンフードちゃうやないか!チベタンは干したヤク肉をナイフで切って、ツァンパパンをバター茶に浸してだなー。とぶつぶつ言いながら食ってみると、ちょっとアンタめちゃオイシイじゃない!もうチベタンフードなんて関係ないね。美味いかどうか、だろ、実際。



隣に座っていたイングランド夫婦に4人して、いかにこの4泊5日が素晴らしかったかを語りつつ、彼等の勧められるがままに、名物のチーズケーキを注文。これまた美味い!!おもわず俺も、タシレストランありがとう!と言いそうになってしまった。中華に飽きたらたまには良いね、こういうのも。なんて言いながら、次の日も行って、ヤクステーキ(フレンチフライに野菜炒め付き。)なんて食ってしまう始末(再度チーズケーキも食べた。)。

西洋人が自分の居場所として通ってしまう気持ちも分からんでもない。





終わって見れば、とにかく無事に、何の不満も出ずに大成功に終わったこのEBCツアー。



いや、めでタシ×2。
バックナンバー
EBCへ行こうPart.3−世界最高峰を拝め!− (2005.7.6)
EBCへ行こう。Part.2−延泊一日500元?− (2005.7.5)
EBCへ行こう。Part.1−至福のランチタイム− (2005.7.4)
筆談しよう。そうしよう。 (2005.7.3)
鳴かぬなら 鳴いてみせよう ホトトギス (2005.7.3)
ナムツォ湖へ行こう。 (2005.7.2)
〔続〕チベット・ラサへの道 (2005.6.28)
チベットへの道 (2005.6.26)
ネパール終了。チベットへ。 (2005.6.20)
「イロー」と遊ぼう。 (2005.6.15)
もっと見たい
デコトラ完成間近
ページTOPへ
Copyright Ashfeel.com 2004-2005. All right reserved