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Home > 旅の日記(Diary
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Column Last up date:2005.10.07 |
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充電器&充電池を部屋に差しっぱなしであることに気付いたのは、ダラムサラを目指してバスの中だった。幸い、まだアムリトサルを出て3、40分。ローカルバスだったので、払った金も16Rsとたかがしれている。あの充電器&電池がないと、この先が辛い。一緒に宿を出た南アフリカ人に、ダラムサラで会おう、とことわってすぐバスを降りて引き返した。宿はゴールデンテンプルの目の前。巡礼者用宿の外国人専用ドミトリーなので取られる心配はしてなかったが、やはり見つけた時はほっとした。
宿に戻って来る時に乗ったリキシャの兄ちゃんとは15Rsで手をうった。ローカルが10Rsで言い値は20Rsから。まーそんなもんだろう、と。で、支払いの際100Rsしかないと言うと、いつも通り、釣り銭なんて持ってないと言う。先日イヤホンを買った店のおっちゃんに両替してもらい、20Rs払って5Rsバック。ところが、その5Rsすら持ってない上に、「20Rsでイイやん!」的なノリなのだ。こういう場合俺は、一切交渉せずに(乗る前にさんざんしたんだから。)一銭も払わずにバイバイするのが常なので、その通りしようとした。リキシャとモメていると目の前の郵便局の、かっぷくの良い門番的ヒゲじいちゃんが登場。おれがカクカクシカジカ説明している最中に、いきなりブチ切れてリキシャーの若造に「バチコン!!」と張り手をカマした!これには俺もさすがに驚いた。つーか、昼前バス停に行く時に、リキシャのおっさんがゴミ収集車の脇を抜ける順番争いをしてると、それを見ていた怒れる野次馬がしゃしゃり出て来て、これまた俺の乗るリキシャのおっさんに対しバチコン!とやったのを見たばかりなのだ。一日に2度も張り手を見るとは。大相撲アムリトサル場所も千秋楽を迎え、西の横綱ヒゲじいちゃんと幕下若造リキシャマンの周りに、野次馬もやいのやいのと集まった。俺はとにかく、のこった!のこった!!とは言えず、ヒゲじいちゃんを止める側に。明らかに勇み足なのだ。はっきよーい、っつってんのに、もう張り手なんだもの。怒れるじいちゃんや野次馬と集まり、審議した所、「10Rsのところを15Rs取っておいて、その上釣りが無いから20Rsよこせとは。ゴールデンテンプルを訪れる客人になんたる無礼か!」という事であるらしい。皆が厳しい目で俺に、こいつに釣り銭がないなら10Rsだけ払えば充分だ。とすごむもんで、とにかく10Rsだけ渡してスタコラ宿舎に戻った。リキシャの兄ちゃんは下を向いたままだった。
あのリキシャのおっさんも兄ちゃんも、全く手を出し返さなかった。身分制度の薄いシーク教の聖地だが、やはりここもインド。もしかしたら他にもいろいろと諸事情があるのかもしれないが。全く、考えさせられる事がまた一つ増えた。ダラムサラは明日に持ち越し。とにかく、浮いた5Rsでソフトクリームでも食っとこう。
ごっつぁんでした。 |
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