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Column Last up date:2005.10.07

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アムリトサルに到着!! 2005年4月27日
やっとアムリトサルに着いたのは昨日の17時過ぎ。カニャクマリを23日5:30に発ってから80時間以上かけて、カニャクマリ→ボンベイ ボンベイ→ニューデリー ニューデリー→アムリトサルと乗り継いで3900km北上してきた。電車に乗ってない時間はわずか3、4時間、それもチケット購入や、乗り継ぎ移動(大きな街には駅が2つ以上ある事が多く、乗り継ぎの為に、バスやタクシーで移動する事になる。)に充てられた。こんなに長時間、純粋に移動だけに費やしたのは初めてだ。しかもこれまた、なかなかアクシデントが多かったのも、さすがインド、といった感じだ。





ボンベイ→ニューデリー間は2等寝台に空きがなく、普通の2等乗車券を買った。乗ろうと思ったのだが、溢れんばかりの人で、スシ詰め状態。とてもじゃないがこの大荷物では無理だ、と直感した。一応トライしたが、唯一空いていた荷物棚の上(良くインド旅行記なんかであるが、ここが一番ラクチンなのだ。)には、「場所取り屋」が陣取り、100Rsだ!などとぬかす。70Rsにディスカウントしてくれたが、俺は相当に機嫌が悪い上に、親父の顔が、いかにも人の悪いデリー顔だったので2等席を辞めて外に出た。すでに48時間列車に揺られ、しかもムンバイCST駅からムンバイ・セントラル駅まで、嘘ばっか教えるアホどもにうんざりしながらも汗だくで辿り着いたのだ。早くチャイでも飲まなけりゃ、あまり心に余裕がないのだ。





2等寝台に勝手に乗り込み、車掌と相談し、あわよくばキャンセルのあったベッドを貰おう。と考えたのだが、あっさり2等普通席と寝台との差額の上に、250Rsの反則金を取られ、しかもそれでやっと「ベッド待ち」リストの仲間入り。ウェイティングリストに名前があれば、一応寝台車両にはいられる。そういった、席のない「ベッド待ち」連中もやたらめったらいて、ここ寝台車両でも、結局は「スシ詰め」状態。罰金払っても何も変わらないのだ。あのイヤミな席取り屋の親父から、2等の荷物棚上を70Rsで買うのがベターだったようだ。





寝台車両は横長の3人掛け座席の背もたれの片側が動いて、それが上から吊るされ、夜にはベッドになる。荷物棚の位置にもベッドがあり、3段式だ。昼間はその空いているスペースになんとか座らせて貰えた。しかし午後4時、ついにその席のおっさんに放り出された。まだニューデリーまで12時間ある。





座れるスペースは車両連結通路しかなかった。各車両の両端には便所が左右に向かい合っていて、そして連結通路を挟んで、また便所が向かい合って2つ。俺はこの4つ角を便所に囲まれた、下痢の際にはなんとも心強い位置で一晩明かす事になったのだ。下痢じゃないのに。





連結部は暗く、しょっちゅう軋んでうるさいし、足元が動くので足を挟まれないように気を使う。しかも便所臭い。誰かが狭い通路を通る度に足をどかしてやらなきゃいけない上に、見える景色といえば、真下のレールか、列車が曲がったり、速度を変えた時にわずかに出来る、蛇腹になった、そのアコーディオンみたいなサイドの隙間から外を伺うだけ。日が落ちると本も読めなくなった。昨日壊してしまったイヤホン(片方から音が出なくなったので、直そうと接続線をいじってみたら両方イカれた。)を連結部の隙間に流れるレールにドロップした。仕方なく、電池の要らない小型スピーカーを出したが、なんせガタンゴトンとうるさいので、全然聞こえない。しばらくは携帯電話みたいに、片手で持ち、耳にあてていたが、どうも気が滅入るのでやめた。22時を過ぎてから唯一の救いがあった。便所の前のライトが点いたのだ。全部読まずにとっておいた、「花の降る午後」を読んだ。





しばらくして、ふいに、タージマハルを見ようかな、と思った。途中のマトゥラーで降りて、さらにバスで1時間のアーグラーまで行って。どうしようかと迷っているうちに、いよいよ2時前にマトゥラーが近づいてきた。ここでこの「トイレット・スクエア」からドロップアウトしてムガル建築の最高峰を見るか、あと2時間のニューデリーまで頑張るか。とりあえず用意だけでも、とガイドブックを見たり、出していた荷物をバックパックへしまい始めた。



その時、大きく列車は揺れ、連結通路が軋みながら大きく鳴いた。「パン!」と何かがはじける音がした。振り返るとバッグパックに乗せていた2冊がいない!ここまで4ヶ月以上活躍中の「地球の歩き方-インド-」と、350ページを過ぎ、いよいよ話も佳境に入ってきた「花の降る午後」は、俺よりも一足先に、途中下車してしまったのだ!一応、レールの流れる連結部の隙間を少しの間眺めてみた。





本が「落ちた」ので、俺自身も精神的に「オチた」のかというとそうではなかった。逆に、このトイレットスクエア滞在に、「オチ」がついて、話のネタにはもって来いだ。一応、「もうエエわ!」と軽くツッコんどいてから、俺は残りの2時間、ニューデリーまで乗り続けた。





アムリトサルは人が良い。勿論、そんなシーク教徒の聖地ゴールデンテンプルは美しく、その横の食堂では簡単な食事もいただける。300mlのコークがたったの5Rs(普通8〜10Rs)だし、ソフトクリーム5Rsもやたらとウマイ。何より、巡礼者用宿泊施設では、とうとうベッドに横になり、シャワーも浴びられるのだ。



新しいイヤホンも購入した。ダラムサラまでは、毎日バスが出ているらしい。
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