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Column Last up date:2005.10.07

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地図を置いて街に出よう。 2005年2月27日
6時に起きて外を見てみる。やはり霧が深い。

ダージリンで3泊。曇り続きでまだヒマラヤは見れていない。





胃が痛い。インドで初めて体調が悪くなった。流行のウイルス性胃腸炎かとも思ったが、もっと痛い筈なので軽い高山病かもしれない。一応薬を飲むことにして、初めて日本から持ってきた薬に手をつけた。インドでの体調不良を予想して、医者に出向き、抗生物質やら何やらを貰って来ている。何か食べないと胃が荒れるので、宿でミルクティーを入れて貰い、トーストとビスケットで軽く食事を済ませた後で胃薬と抗生物質2種類を飲んで再び横になった。



昼過ぎにはだいぶラクになった。本来なら朝からシッキム州のガントクへ行く予定だったが、ここは大事をとってもう一泊する事に。急いだって仕方ない。のんびり行こう。





ガントクはシッキム州の州都で、1973年だか75年だかにインドに併合されるまでシッキム王国の首都であった街だ。シッキム州には入域許可証が必要なのだが、最近はランポーという途中の街の登録所で発行してくれるらしい。



散歩がてら、ジープ乗り場で明日のガントク行きの時間と料金を調べて戻る途中にチベタン料理屋を見つけた。坂に突き出した小さな掘っ立て小屋の中にはテーブル1つに長椅子が2つだけ、6人座ればいっぱいだ。当然メニューは無く、トゥクパ(ヌードルスープ)とモモ(餃子)のみ。モモはまだ出来ていないらしいので、とりあえずトゥクパを注文したたら、20秒でサーブされた。麺の上にはそぼろ状の肉(マトン?)と刻んだ玉葱にパクチー。味はシンプルすぎる程の薄味。テーブルに置かれた塩とチリソース、ウスターソースの様なモノと一味で好みの味に整えるのだが、これが美味い。



目の前の二人が席を立った。店内にはローカルしかいなかったので、値段も聞かずに安心していた俺は二人の支払いを目で追った。20Rs渡している。てことは1杯10Rsか?安いな。今までの最安値は15Rsだ。しかし、実際に俺が勘定する時にはおつりが返ってきた。なんと1杯8Rs(20円)。味もさることながら、価格破壊バリのコストパフォーマンス。お気に入りに追加しとこう。



バザール内の一角にダージリンティーの店が並ぶ。どこも同じ質のリーフを扱っているらしく、100g毎にパッキングされていて、下は30Rsから70Rsまで。ツーリスト向けの店では100Rsから1000Rs以上のモノも扱っているらしいが、ここは庶民の店、「地元の贅沢」を味わえるし、何より、質と値段が一致しており、疑う必要がない。テイスティングはツーリスト向けの店だけで、ここではスメリングでモノの善し悪しを判断するのだが、これがなかなかユニーク。寒い中で紅茶の匂いを嗅ぐには、リーフに熱を入れる必要がある。そこで紅茶を一掴み取り出して握り締める。もう一方の手を添え、人差し指と親指の間からプゥーッと息を吹き込む。寒いときに手を温める時にする、あの仕草そのままだ。鼻先で手を開いた時、パッと紅茶の甘い良い香りがした。ある程度欲しいモノに目星を付けて再びブラブラ。





建物の隙間からバルコニーの様なモノが見えた。その向こうには広場が在るようだ。好奇心に駆られて行ってみると、広場で子供達がクリケットをして遊んでいた。バルコニーのように見えた手すりは、広場を巻くようにして下っていく階段の手すりだった。下りながらしばらく眺めていると、野良犬達が乱入した。その犬達とじゃれて遊び、クリケット再開後も広場を犬達とシェアしているのを見て思わず感心した。インドにもこういう光景があるんだなー。



インドでは犬なんて蹴る為のモノだ、くらいの扱いを受けているのを散々見てきた。自分よりも弱い立場のモノを踏みつける事によって、自分達の屈辱を和らげる。カースト制の名残かもしれない、とか思ってしまう。





このダージリンは、その人口の多くがネパール、チベットをルーツに持ち、その顔立ちも、生粋のインド人のような、西から来たアーリア系ではなく、日本人に近いモンゴル系が多い。しかし面白いのは、その後ティーを飲んでいた時に相席したインド人がすこぶる良い奴だった事だ。人なつっこく、親切で下心がない。しかも必要以上にしつこくもない。ダージリンで育つとインド人もこうなるのか。やはり人は、生まれではなく、育つ環境によって、その人格は大きく左右される。じゃあ一概に「インド人はうっとおしくて、ネパリー、チベタンは優しい。」なんて簡単に誰も彼もを枠にはめる訳にはいかない。やはり基本は一対一、その人間と向き合って判断したいと、改めて思う。





本当に美味い店や、お気に入りの場所や人は、ガイドブックに載ってる所にはない。街に慣れ、地図を置き、時間を潰す為ただあてもなくブラブラしている時に見つかるものだ。そこには何か懐かしくなれるような温かさを伴っている場合も多い。こうやって皆、それぞれの土地が気に入って、ついつい長居するのだろう。



体調もかなり良くなったし、明日はガントクへ向かおう。

良い時間が過ごせた。朝の胃痛に感謝デス。
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