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Column Last up date:2005.10.07

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Varanasi滞在記 vol.7 「老いも若きも」 2005年1月14日
1月14日。今日は「バラナシ凧上げ大会」当日。



ここバラナシではやたらと凧が上がっており、ピアノ線のような凧糸を他の凧に絡ませて糸を切り合う。





朝から町中で凧が上がっている。大人も子供も皆凧を上げたり、屋上からそれを見たり。俺は屋上のさらに上のスペースに上がってのんびり見ていた。いつもクールな使用人のおっさんは、凧を上げていたのだが、ブランクが響いたのかあっさり切られて負けた。暇になって俺の隣まで来てキョロキョロしていた。が、いきなり下へダッシュ。他人の切られた凧がヒラヒラと風に舞い、我がゲストハウスの屋上近くを落下中だったのだ。おっさんはすかさず手を伸ばし、紐をしっかりとキャッチ。これで敗者復活。また凧戦線に名乗りを上げる。あの凧を取った後のおっさんの嬉しそうな顔はまさに少年のモノだった。おれはソレを見て大いに笑い、おっさんは恥ずかしそうにしていたが、いい年こいて何かに夢中になれるのは素敵だなー、と羨ましく思った。







数日前にダイナが死んだ。先天性の病気を持っていたらしく、分かっていて連れてかえって来ていたらしい。ついで昨日の夜、ジュディーも死んだ。こちらはその病気が移ったのか、ただの風邪なのか分からない。俺は2匹とも大好きだったので、それを聞いて泣いた。日本にいた頃の前の犬、リキが死んだ時を思い出したからかも知れない。リキは股に大きな腫瘍ができ、白内障で目が見えなくなり、足が弱って立てなくなり、そして食事を取れなくなって死んでいった。一つ一つ、生きるための機能を剥ぎ取られ、死に近づいて行くリキは、声が出る限り叫んだ。俺は最後までそれに付き合ってその度に倉庫に駆けつけ、おさまるまで体をさすって話しかけた。ただ、口から出るのは、かわいそうに。ではなく、「ありがとう、ありがとう。」だった。





ジュディーとダイナ、彼らは生を全う出来なかったのだ。俺は壁に貼られた2匹の写真に合掌した。そして気づいた。野良犬が死んでるのを見た時は、「自然の摂理だ」と位置づけた。なのに今回は手放しで死を嘆いている。自分との関係が強いか弱いかで、その命に対する重みまでを変えてしまっているのではないのか。ほとんどの人にとってソレは当たり前なのかもしれないが、インドではそういった事にまで考えさせられる。今までのいろんなモノに対する固定概念が揺れ、少しづつ崩されていっている気がする。インドはそういう所なのかもしれない。
バックナンバー
Varanasi滞在記 vol.6 「日本じゃ見えない」 (2005.1.11)
Varanasi滞在記 vol.5 「いつもどおり」 (2005.1.8)
Varanasi滞在記 vol.3 「Din−Na Din−Na」 (2004.12.29)
Varanasi滞在記 vol.3 「クリスマスイヴ」 (2004.12.24)
Varanasi滞在記 vol.2 「やさしい涙」 (2004.12.22)
Varanasi滞在記 vol.1 (2004.12.21)
バラナシへ (2004.12.18)
カンチャナブリで休日を。 (2004.12.11)
またまた再会。 (2004.12.8)
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