旅の目的(Purpose of travel) 現在地情報&コラム(Present place & Column) 旅の日記(Diary of travel) ハ真集(Photograph collection)
Home > 旅のコラム(Column of travel) > バックナンバー
←prev next→
チャイハネで ポコポコしながら 思ふこと 2005年9月24日
パキスタン以降「危ない所行くなよ。」てな具合のメールを良く頂く。実際にいろいろ起きているし、心配も無理はない。俺自身勿論そんなリスキーな場所に行くつもりはないが。





ビザの関係や国境越えの際に、やはりペシャワールやクエッタ等アフガン国境近くの町に滞在する機会はあった。一応治安を気にかけて少し慎重に動いたりもした。けど街中はアフガン色が窺えるとはいえ、やはりこれまでの町と変わらずイイ奴ばっかだし、夜中に人気のない所をうろつかない限り問題はないものと思われた。イランに限っては大きな街はかなりの発展ぶりで、長距離バスの移動なんて日本ばりにバスも綺麗で道も良くラクラク。なんならクーラーきき過ぎで寒いくらいだ。





イランでは英語がなかなか通じず、ほぼ全てペルシャ語表記。バスチケット買っても行き先から値段、座席番号までヘンテコ文字(さすがに数字は読めるようになったが。)。しかし心配する事はない。イラン人は相当に親切。こちらから尋ねれば勿論、向こうからも声をかけてくれ、身振り手振りで助けてくれる。手を引っ張って連れてってくれたり、ローカルバスやタクシーの運ちゃんにペルシャ語で行き先と降り場を伝えてくれるところまでやってくれる人もいる。英語を話せる人達と少し話してみてもとってもジェントル。イスラムではアッラーの教えは絶対だが、選民思想(自分達のみが救われる。我々は神に選ばれし者なのだ的思想)は無く、客人は大切に、他人のモノを盗るな。人種限らず皆兄弟。という考え方が身に染み付いている。





男女の必要以上かと思われる隔離の仕方や、服装、食べ物の制限や礼拝の時間等、差別的で厳しい戒律ばかりが目につきがちなこの宗教には、分け隔てなく他の人を愛せよ、という素晴らしい教えが数多く存在するのも事実。俺はイスラム諸国に対して、これまであまりにも無知識であった事を恥じる事も多い。と同時に俺を心配してくれている友人達を逆に心配してしまう。アメリカやイギリスからの偏った報道の限られた情報のみで、治安・思想的にも危険国だと決め込んでしまっている友人も多いのではないか?と。





勿論危険な輩も、ムカつく奴もいる。治安も日本ほどは安定していない。けれど、それはやはり一部の少数派であって、ほとんどの人達はどこの国でもいる、きわめて優しい、ごくごく普通の人達なのだ。俺らと何ら変わらず、人生を楽しみ、誰かに助けられ生かされる事に感謝する。そういった人達が大多数なのだ、と感じる。ムスリム諸国にも、人々の素晴らしい人生が、やはりそこにはある。





日本の友達へ。俺らが日本で育つ中で身に付けたつもりの価値観や考え方がいかにコントロールされ偏ったモノであるかに気付いて欲しい。しかし、その基本的な大部分は世界中どこへ行こうとも揺るがない、人間のベースとして共有・共感出来る素晴らしいモノであるという事にも。チャンスがあるなら是非ムスリム国にも足を運んでみて欲しい。そのチャンスを持てた。俺はラッキーだ。





チャイハネでお茶しながら水タバコをポコポコしつつ、イランから日本を思う。




シュムリアプは遺跡だけじゃない。 (2004.1.1)
ラストちゃんことラスタMUSIC (2004.9.5)
田伏 NBAへ (2004.9.8)
岡山へ (2004.9.12)
当日 (2004.9.14)
バンコクより (2004.9.15)
カオサンロード (2004.9.16)
カオサン Part2 (2004.9.17)
チャイナタウンで飲茶を (2004.9.19)
小トリップ to アユタヤ (2004.9.20)
異文化コミュニケーション? (2004.9.23)
ジャカバン先生。 (2004.9.26)
象のいる朝。 (2004.9.29)
ラオスとの国境町 チェンコン。 (2004.10.1)
スローボート (2004.10.2)
修学旅行 in ルアンパバーン。 (2004.10.4)
「托鉢」 −たくはつ− (2004.10.4)
具だくさんの一日でした。 (2004.10.6)
ノーモア ラオラオ (2004.10.8)
ムアンシン (2004.10.9)
中国へ (2004.10.12)
大理高 (2004.10.13)
移動 (2004.10.15)
麗江にハマる (2004.10.20)
ベトナムへ一直線 (2004.10.23)
ポーラやん!! (2004.10.24)
ハノイ 10・26事件 (2004.10.26)
NHK (2004.10.28)
ホイアン 良い街でした。 (2004.10.31)
6$クルーズ (2004.11.2)
ベトナムからカンボジアへ (2004.11.8)
狂想曲 (2004.11.9)
アンコール (2004.11.11)
ジェリーと飲もう Part.3 (2004.11.14)
シュムリアプは遺跡だけじゃない。 (2004.11.14)
だいすけさんと飲もう Part.3 (2004.11.15)
久々の都会で金銭感覚が、、、 (2004.11.17)
友人の旅立ちです。 (2004.11.19)
ピピ島 (2004.11.25)
姫路へ (2004.11.27)
結婚式 (2004.11.28)
再出発 (2004.11.30)
上海ナイト (2004.12.3)
上海ナイト Part.2 (2004.12.4)
またまた再会。 (2004.12.8)
カンチャナブリで休日を。 (2004.12.11)
バラナシへ (2004.12.18)
Varanasi滞在記 vol.1 (2004.12.21)
Varanasi滞在記 vol.2 「やさしい涙」 (2004.12.22)
Varanasi滞在記 vol.3 「クリスマスイヴ」 (2004.12.24)
Varanasi滞在記 vol.3 「Din−Na Din−Na」 (2004.12.29)
Varanasi滞在記 vol.5 「いつもどおり」 (2005.1.8)
Varanasi滞在記 vol.6 「日本じゃ見えない」 (2005.1.11)
Varanasi滞在記 vol.7 「老いも若きも」 (2005.1.14)
Varanasi滞在記 vol.8 「旅立ち」 (2005.1.19)
ブッダガヤ (2005.1.25)
進む近代化 (2005.1.27)
ビパッサナ終了。カルカッタへ (2005.2.13)
カルカッタ スタート (2005.2.14)
ダヤ・ダン (2005.2.15)
食の街 カルカッタ (2005.2.19)
NBA ALLSTAR WEEKEND (2005.2.21)
明日出発。 (2005.2.23)
地図を置いて街に出よう。 (2005.2.27)
時速20kmで行こう。 (2005.3.7)
バンガロールへ! (2005.3.10)
いっとけサイババ。 (2005.3.18)
アシュラムの風景 (2005.3.20)
波の音と共に (2005.3.28)
お疲れさん。 (2005.3.31)
バルカラビーチ (2005.4.3)
バルカラ交遊記 (2005.4.12)
最南端でF.F.F (2005.4.22)
アムリトサルに到着!! (2005.4.27)
アムリトサルがアツイ (2005.4.28)
ダラムサラで日本食を。 (2005.4.30)
He is Back (2005.5.11)
12R (2005.5.14)
案外暑いカトマンズ (2005.6.5)
ポカラに行ってみたものの (2005.6.11)
「イロー」と遊ぼう。 (2005.6.15)
ネパール終了。チベットへ。 (2005.6.20)
チベットへの道 (2005.6.26)
〔続〕チベット・ラサへの道 (2005.6.28)
ナムツォ湖へ行こう。 (2005.7.2)
鳴かぬなら 鳴いてみせよう ホトトギス (2005.7.3)
筆談しよう。そうしよう。 (2005.7.3)
EBCへ行こう。Part.1−至福のランチタイム− (2005.7.4)
EBCへ行こう。Part.2−延泊一日500元?− (2005.7.5)
EBCへ行こうPart.3−世界最高峰を拝め!− (2005.7.6)
EBCへ行こう。Part.4−これぞGOOD MORNING− (2005.7.9)
ビザ延長。敦煌へ。 (2005.7.15)
シルクロードの西の果て (2005.7.28)
中国→パキスタン。「風の谷」へ (2005.8.5)
イージュー★ライダー 05’ (2005.9.5)
参政したい!が、、、 (2005.9.8)
チャイハネで ポコポコしながら 思ふこと (2005.9.24)
金が、、、、。 (2005.9.27)
↑アゲ宿「Tree of Life」 (2005.11.10)
雪の降る街より  〜ヨーロッパ始動〜 (2005.11.22)
キメキメキツキツ こらシンドイ。 (2005.12.3)
ヨーロッパで世話になろう。 ーウィーン編ー (2005.12.11)
ヨーロッパで世話になろう。 ーローマ編ー (2005.12.25)
年の瀬に   −ワレトウチャクセリ−   (2005.12.29)
始まった2006年。 (2006.1.3)
Come Ride With Us  〜アンドラで滑ろう。〜 (2006.1.17)
安らぎの時間 −モロッコへようこそ− (2006.1.21)
タガズート生活 〜取り戻せ中2の元気?〜 (2006.3.7)
最後までやっぱりヨーロッパで世話になろう。  −Zutphen編− (2006.3.25)
ただいま。 (2006.4.6)
ページTOPへ
Copyright Ashfeel.com 2004-2005. All right reserved