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いっとけサイババ。 2005年3月18日
野球のリリーフカーの様な電動カーで現れたサイババはかなりヨボヨボだった。車から降り、舞台中心の椅子に座る為に3m歩くのも付き人の介助が必要で、座る時に少しずれた尻に合わせて付き人二人が椅子を微妙にずらしているのを見て、「やはり聖人とはいえ人間、老いには勝てないンだなー。」なんて思った。アフロもかなりスカスカで、パワーを感じる、というよりも、「じいちゃん大丈夫か?!」と心配してしまう。が、依然としてその影響力は絶大であり、サイババがこちらを向く度に、人々は合掌した両手を彼に向かって突き上げ、喜びと祈りの声をあげる。右に二つ隣のおっさんなんかは、浅草で煙を頭にかけるような仕種を繰り返しながらポロポロ泣いているのだ。とにかく「見る」という直接的行為は俺にはそんなに意味を持たない事を改めて知った。やはりまずは勉強しなければ。





サイババの施設はかなり広く、数多くの信者が滞在できるアシュラムと共に、食事施設、本屋や図書館には日本語の書物も数多く並ぶ。3階建てのスーパーから、カフェ、アイスクリーム屋から銀行、郵便局まで、生活に必要な施設が一通り揃っている。またその敷地のすぐ近くには、サイババが無料で提供されるべきである、と強く主張する教育機関(学校)と医療機関(病院)も付随しており、独立した自治体といった様子。俺はまず図書館で本を読むことにしてみた。





とりあえず一番目を引いた、「教育に関するサイババのメッセージ」とやらを読んだ。なかなかな事が書いてある。「今日の教育は知能と技能を発達させるが、人間の立派な資質を育てるにはほとんど貢献していない。教育とは視野を広げる事を助け、人々を社会と世の中一般に役立つ存在に育て上げるモノでなくてはならない。」「教育とは生活費を稼ぐ為のものではなく、人生を送るためのモノである筈だ。」なんて事をさらりと言うのである。そこに霊性教育を必要とするか否かは置いといて、とにかく他にもエエ事をいっぱい言ってるのだ。「サイババ物語」はサイババの軌跡と奇跡を賛辞するモノであり、たいした内容ではなかったが、大事なのは彼がどう考え、人々にどう人生を説き、どう実践しているのか、である。そう、考えと言葉と行動の一致が大切なのだ。てな事もサイババや仏陀がさんざ言って来た事であるらしく。やるやん、ブラザー。いや、じいちゃん。って感じだ。





もう5泊分の延長を申請した。とにかく10日間はここに滞在して、もう少し勉強させてもらおうと思う。

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