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結婚式 2004年11月28日
兄 秀幸と、愛さんの結婚式に出席。

いや、良かった。シンプルではあるが凝った演出が光った。



加えて天気も2人を味方した。



誓いの言葉を終え、チャペルから出てきた2人が鐘を鳴らす。参列者の手を離れ、少しの風に揺られながら、まっすぐに吸い込まれるように青空へ昇っていく風船。まー、あの場で愛を叫んだとしても誰も文句言うヤツはいないだろう。まさかここが世界の中心なのか?





履歴紹介が面白かった。「秀幸様はイタリアへ留学後、東南アジア周遊、ユーラシア大陸横断に加え、アフリカ大陸を縦断、、、。」そんな紹介聞いた事ねーよ。けど、いつかオレが結婚式を挙げる時が来れば、やはり、「カナダへ留学後、東南アジア周遊、ユーラシア大陸を横断、、、」なんて紹介されるのだろう。で、みんな「おいおい、そんなの聞いた事ねーよ。」って。それが容易に想像出来て、なんだか聞いてて笑いそうになってしまった。





お色直し後の新婦ドレスの色当てクイズでは、大穴のクロで登場。3名に商品があったにも関わらず正解者はたったの1人。キャンドルサービスの代わりに各テーブルにはハート型のバルーン。ソレを割ると中から小さなハートの風船が飛び出した。前に用意されたキャンドルに火を灯した時にかけられた、エンヤの曲(多分Book Of Days)は映画「冷静と情熱のあいだ」の挿入歌であり、新婚旅行でも訪れるイタリア・ローマの町並みやサンピエトロ大聖堂、フィレンツェのドゥオモを想像させるのにピッタリの選曲だった。両親にはそれぞれが生まれた時の体重と同じ重さのテディベアが手渡され(しかも愛さんの手作りだ。)、二人が退席中には、たった今チャペルで撮った映像を上映し、皆を驚かせた。最後はリムジンで出て行く所を見送った。







それに比べ、俺のスピーチは酷かった。

半分予想していたものの、何もないと聞いていたので、特設のミニバーでジンバックやチャールストンバックを注文し、すっかりのんびりしていた。しかしやはり最後に司会者から指名でスピーチする事に。そらそーなるだろ。最初は欠席予定の弟が、予定を変更し、結婚式参列の為に一時帰国。この後もすぐに旅立つ。盛り上げる側としては食いつかない手はない。何も準備していなかった為、グダグダのスピーチになってしまった。申し訳ない。







そこでこの場でリベンジ。HPを通じて見てくれているであろう2人に改めて祝福のスピーチを。



結婚おめでとう。オレも泣けた。なんか知らんが。シアワセのカタチを目の当たりに出来て、オレもHAPPYでした。



兄ちゃんが、旅の途中インド辺りから両親に宛てたハガキに「もういつでも帰る準備が出来た。」と書かれていたらしい。それを聞いた時、俺はインドへの憧れと、そう言い切れるくらいのモノを掴んだ自分の兄を、単純にカッコイイと思った。同時に、その時カナダで、居心地の良い先進国でゴロゴロしてたオレにとって、少し歯がゆくもあった。「オレは何やってんだ。遊んでるだけなんじゃないのか?オレも世界が見たいンじゃないのか?」って自問自答。アレがオレをこの旅へ駆り立てる大きな要因の一つにもなった。そして帰国後、兄ちゃんは母親に「モノではなくヒトと接する仕事をしたい。」と言ったらしい。正直驚いた。その言葉は、俺自身がカナダでの一年を通じておぼろげに見つけた「答え」そのものであり、「モノでなくヒト」という言わばキャッチフレーズ的なこの言葉を、オレ自身気に入っていたからだ。ソレが全くそのまま、一年間世界を歩いた兄ちゃんの口から出てくるとわ。さすが兄弟、感性が似ているのだ。カナダへ行ったのも無駄足じゃなかったんだなー、となんだか嬉しくもなった。やはり旅のテーマは「ヒト」なのだ。人にはそれぞれ価値観や世界観がある。けれど、それって案外、学校や親や誰かから与えられたモノである場合が多いと思う。差別はいけない。食べ物は大切に。他人を敬い、尊重しよう。平和であることはシアワセだ。命は大事。しかし実際に餓えや病気、差別や戦争に苦しむ人達と触れ合い、話し、笑いあった経験からその価値観がきているのか、と言われれば、そういう人間は多くない。秀幸はそういった実感の伴った価値観を持つ人間だと思う。その兄ちゃんと一緒になるんだから、愛さんは大丈夫。何も心配要らない。







オレはまた仕切り直し、いよいよインドへ向かいます。兄ちゃんと話して、なんとなくルートも見えてきた。

また旅から戻ったら改めて話しましょう。結婚おめでとう。







ニコがまだ見つからない。朝も式の前に探し、戻った後も探した。いろんな人に声をかけ、見つけたら警察に連絡を、と呼びかけた。ウチに戻って、こないだ撮った写真を使って「犬を探しています」の張り紙を作成。明日、川沿いやその付近の住宅地に貼るつもりだ。オレはあと2日しか日本にいない。出来る限りの事をしたい。アクシデントと言えばそれまでだが、やはりオレは不注意だった。リキと同じように散歩させていた。まだ小さな幼犬で、ウチまで戻って来れないかもしれない事を考えずに遠くまで行った。思ったより良くついて来ていたので、嬉しくなっていた。せっかくだから長い時間散歩しよう、と。電車の音でパニックになって、一直線に向こうの草むらに飛び込み、姿を消した。きっと本人も、どうやってそこまで来たのか、そこがどこなのかを把握出来なかっただろう。怖い思いや、危ない目に合っているかもしれない。とにかく、一日でも早く、生きて帰って来て欲しいと願う。

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