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ベトナムからカンボジアへ 2004年11月8日
ベトナムは今までで一番安くて、移動もラクな国だった。特にゲストハウスと食べ物は安くて質が良かった。プノンぺンに来て、いきなり引き戻された。なんかラオスを思い出す。





サイゴンからメコンデルタツアーに行った。カントーで、メコンデルタ最大の水上マーケットを見た。後は、とにかく船とバスの時間が長い長い。くたくたになったけど、まー一応見る価値アリか。一日目のガイドのおやっさんはクチ出身で元ベトコン。トンネルを掘り、武器を手に祖国の独立と統一の為に戦ったその肩には、ヘリコプターからの銃撃による2発の被弾跡があった。日本では、原爆被害者の人達の年齢が高く、直接話を聞く機会が減ってきているだけに、戦争の傷痕がこんな身近にあるのか、となんだか考えさせられた。





戦争証跡博物館もクチトンネルもなかなかだった。博物館ではいかに戦争が一般市民を無駄死にさせたか、世界中の批判を浴びながらもアメリカ政府が取った異常な行動を垣間見た。その狂気の中にあって、人は人でなくなる。情けない話、いくつかの写真の前で涙が出た。戦争に対する怒りでも、アメリカに対してでもなく、ただただ悲しかった。子供のボロボロになった死体を持ち上げる米兵の写真には目を疑ったし、撃たれて倒れた幼い弟に覆い被さるようにして、まだ小さな兄が必死に守ろうとしている写真もあった。こんなに小さな子供にさえ、自分の命を犠牲にしてまで弟を守ろうという意志があるのだ。誰にだって大切な人がいる。狂気の中では、撃つ側にはそれは伝わらなかったのだろう。それが悲しかった。





クチトンネルはベトナム戦争時、240kmにも及んだ。その構造は驚くべき精巧なもので、その90%以上が小さな桑みたいなモノで手で掘られたことに驚かされた。被植民地としての長い歴史は、何も持たない国だからこその、シンプルで地の利を活かしたクレバーなトラップを生み出し、アメリカ兵を苦しませた。アメリカじゃ勝てなかった訳が少し分かった気がした。

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